エストニア

基本情報

  • 首都:タリン
  • 人口:約133万人
  • 面積:約4.5万㎢
  • 言語:エストニア語
  • 通貨:ユーロ(€) 1€=約160.96円(2024年2月11日現在)
  • 時差:-7時間(日本が正午の場合、午前3時)※サマータイム期間:-6時間

エストニアの気候・服装

都市名1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
タリン平均気温-3℃-4℃-1℃5℃10℃14℃17℃16℃12℃7℃2℃-1℃

◼︎春の気候 主に4・5月となります。5月半ばごろまでは日本の春のような気候となり快適に過ごしやすくなります。

日中は上着など不要ですが、朝晩は冷え込むことがあるので上に羽織る物があれば便利です。

◼︎夏の気候 6〜8月頃になります。暑い日もありますが、日本と比べて湿度が低いので過ごしやすいです。

日中は、半袖でもちろんOKですが、朝晩は冷え込むこともあるので長袖のシャツなど持っていくといいでしょう。

◼︎秋の気候 9〜10月中旬頃までとなります。気温もぐっと低くなる時期にもなりますがまだ過ごしやすい時期とも言えるでしょう。

日中は長袖のシャツで問題ないですが、曇りの日や、朝晩は急に寒くなったりすることもあるので防寒対策はしっかりとしてください。

◼︎冬の気候 緯度のわりには寒くありませんが、11月下旬頃から氷点下を下回る時もあり、3月までは雪に覆われる時期にもなります。

とても冷え込みますので、防寒対策だけはしっかりしてください。日本の冬の時期よりも寒いです。

通貨と両替

エストニアの通貨単位はユーロ(EUR)。日本円は現地ではユーロより弱いので現地で両替するより日本で両替した方がレートはまだ良いです。

両替場所

  • 日本国内で 一部の外貨取扱のある銀行や、空港内にある両替所で可能です。
  • 現地の銀行で レートはそこまで変わらないですが手数料はまちまちです。
  • 現地の空港で 到着時、ユーロ持参していない場合は空港内両替所で必要分だけ両替しましょう。
  • 現地のホテルで レートは悪いので、銀行などが閉まってしまった後に両替する場所としての最終手段です。

電圧・プラグ

電圧が日本と異なります。日本は100Vが主流ですが、エストニアは220Vとなるため、日本の電化製品をそのまま使用することができません。海外にも対応した電化製品を利用するか、変圧器が必要となります。ただし、充電器に「100V〜240V」という記載があれば変圧器なしでそのまま使用することができますので、アダプターを一度ご確認ください。

プラグは、日本「A型」に対してエストニアは「C型」となります。よって変換プラグを持参ください。マルチプラグがあれば大変便利です。

エストニアへの入国

現在、日本からエストニアへの直行便は就航しておりません。一番早い行き方としては、フィンエアーを利用してヘルシンキで乗り継ぎタリンへ移動する方法です。

日本からフィンエアーにて移動

  • 羽田空港、成田空港、関西空港、中部国際空港 → ヘルシンキ(所要時間:約13時間)
  • ヘルシンキ → タリン(所要時間:約30分)

他の行き方としては、フィンエアーにてヘルシンキまで移動し、ヘルシンキからタリンまでは船で移動(約2時間)する方法もあります。

入国に関して

◼︎パスポート残存有効期間 3カ月以上有効なパスポートが必要です。パスポート査証欄の空白ページが連続3ページ以上あることが必要なので、確認しましょう。

◼︎査証の取得 180日間で90日以内の滞在であれば、査証の取得は必要ありません。ビザが必要な場合は、各国の大使館にお問い合わせください。

◼︎旅行保険加入 滞在期間中有効な旅行保険の加入が義務付けられています。必要な補償額については事前にご確認ください。

世界遺産の美しい街タリン

エストニアの首都で、美しい旧市街や歴史的建造物が数多くあります。タリンの観光スポットは古い街並みも含めアレクサンドルネフスキー寺院や、トール広場など訪れる価値があります。今回はそんな観光名所が集まる旧市街地を中心にタリンをまわってみました。

タリン歴史地区(旧市街)

ヴィル門

旧市街を観光する際に目印になるのがこの門です。14世紀頃に建てられた2つの塔が昔の面影を残してます。

ラエコヤ広場

タリン旧市街で一番観光客が集まる場所と言われる広場で、前には市庁舎が建っています。

広場の周りにはレストランも多くあり、こういう所でビール飲みながらボーッとするのも良いですよねぇー。

アレクサンドルネフスキー寺院

旧市街から丘の上を目指して見えてきたのが19世紀頃に建てられたロシア正教の寺院で、タリンの象徴的な建物です。ロシア様式の綺麗な外観と金色のドームが目を見張る物があります。

寺院の目の前には政府関連の建物がありました。

コフトウッツァ展望台

小高い丘の上にたつ展望台からは、タリンの綺麗な街並みを見渡すことができます。タリンへ来たら必ず訪れた方が良いスポットの1つですね。

カドリオルグ宮殿

タリン旧市街から車で約10〜15分の郊外にあるのがカドリオルグ宮殿です。

18世紀、ロシアのピョートル大帝が奥さんのエカテリーナ1世の為に建てられた宮殿とされています。

訪れた時期が早かったのか、庭園にはまだ花などは咲いておらず少し寂しい感じもありました。

今は、エストニア国立美術館の別館として、宮殿内も美術館として使用されています。

また、宮殿はカドリオルグ公園とういう広大な、敷地内に建っており公園内を運動がてら散歩してみるのもいいんではないでしょうか。

近くにクム美術館(エストニア国立美術館)というエストニア最大の美術館もありますので、芸術鑑賞ということであれば是非訪れて欲しい場所です。

クム美術館

タリン歌の広場

タリン郊外に位置する巨大な野外音楽施設です。5年に一度開催される「エストニア音楽祭」で使用される、収容人数は何十万にものぼると言われてます。

この野外施設でライブをしたであろう有名なアーティスト達の写真もモニュメントのひとつとして建っていました。

旧ソ連からの独立運動として発起した「歌いながらの革命」。そんな由緒ある場所がこの歌の広場で、当時の様子がここには書かれています。

エストニア第二の街タルトゥ

エストニア最古の大学がある街で、学問・文化、そして南エストニアの中心地でもあります。

そのせいか、街を歩く人々も心なしか若い人が多いイメージを受けました。大学の街なんでしょうね。

タルトゥ大学

1632年に設立されたエストニアで最も古い大学になります。

ドミニコ会修道院大聖堂

タルトゥ大学の横の坂道を登っていったところにあるのが、大聖堂です。

13世紀に完成されましたが、様々な時期に改築・修復が繰り返し行われゴシック様式の影響を受けた建築が特徴とされています。

旧市街(市庁舎広場)

市庁舎

18世紀に建てられたバロック様式の建築物で、街の中でも非常に価値がある為、観光スポットとしても人気です。ピンク色の可愛らしい建物が特徴的ですね。

市庁舎の前に立っているのが「キスをする学生」という像でタルトゥの写真スポットにもなっています。

タルトゥ美術館

市庁舎広場の前の通りに建っている、家が斜めに傾いてるように見えるのが特徴的な建物が、タルトゥ美術館です。エストニアの現代美術や、伝統的な芸術を展示しています。

タルトゥの街は小ぢんまりとしていてとても散策しやすい街であると共に、様々なアートにも触れ合える場所でした。

エストニア国立博物館

エストニアの歴史から文化まで知ることができる巨大な博物館です。2016年に新たに建物をリニューアルしてオープンしています。

とても巨大な外観を持つ国立博物館

中の展示品も多数あり、色々な年代の物があるのでエストニアの歴史を知るにはここに来るのがベストですね!

また、展示品の説明書きされてるタブレットに入場チケットをかざすと日本語訳で記載されるので言語が分からなくても安心です。

展示品の一部で、他にも多数展示品あります

博物館のすぐ近くにはこのようなアート作品もあるので興味あれば是非立ち寄ってみてください。とても面白いですよ。